大阪の歓楽街である北新地の路地にある小さなお店です。厨房を囲うようにL型のカウンターに椅子7脚のみのシンプルなつくりになっています。厨房に立つ店主と顔を合わせて会話し食事を楽しめるように、カウンターはフラットに、天井面には収納など空間を妨げるものはつけていません。フラットにした分、広めになったカウンターにはワインと日本酒に合うおばんざいが並びます。カウンター越しに見える壁は黒板塗料で仕上げ、店内はヨーロッパ漆喰としており、白、緑、木目が柔らかく落ち着いた店の雰囲気をつくっています。一方、店構えとなる外壁は鎧貼りのモルタル壁とし、雑然とした店が集まる路地で物静かに存在感を放っています。